kaz_konno's blog: walkthisway

Titanium Mobileの事など。

AdMobモジュールの設置方法

「Ti+Plus」が開始され、今後様々なモジュールが提供されるそうだ。
価格は2500ドル/年〜。

開始に当たり、以下の3モジュールがサンプルとして無料で提供されている。

・Flurry for iOS
・AdMob for iOS
・Paint for iOS

ソースコードこちら


この3つの中で一番利用したいのは恐らくAdMobモジュールではなかろうか。
モジュールの設置はコツをつかめば結構簡単。モジュールを使った事が無い人には、何をどうして良いか分からないと思うので、まずは以下の手順を読んでから試してほしい。

モジュールのインストール

ダウンロードしてきたzipファイルを解凍すると3つモジュールが入っている。

f:id:kaz_konno:20110306011819p:image

そして、AdMobフォルダの中身はこんな感じ。
f:id:kaz_konno:20110306011820p:image

難しい話は置いておいて、インストールしてみよう。
Terminal.appを開き、以下のコマンドでインストール用にビルドする。

cd AdMobモジュールフォルダ
./build.py

ビルドに成功すると、こんな画面になる。
f:id:kaz_konno:20110306011821p:image
titanium.xcconfigファイル内、TITANIUM_SDK_VERSIONが古いままになっていると、buildが失敗します。その場合は、利用しているバージョンに修正してください。
f:id:kaz_konno:20110328232355p:image
(※2011/3/28修正)


そして、ti.admob-iphone-1.0.zipが出来上がっていることを確認しよう。
f:id:kaz_konno:20110306011822p:image

インストールは/Library/Application Support/Titanium内のモジュールが入っているフォルダへ、手動で移動させることになる。

マニュアルには、移動先までzipのまま持っていって、そこで解凍するように説明されているが、自分の場合は、zipファイルの今ある場所でダブルクリックして解凍してしまう。

すると、modulesというフォルダができあがる。
f:id:kaz_konno:20110306011823p:image

つまり、/Library/Application Support/Titanium/modules/iphone/の中に、ti.admobフォルダを移動すれば良いということだ。別ウィンドウを開いておき、ドラッグ&ドロップする。
f:id:kaz_konno:20110306011824p:image

これでモジュールのインストールができた。次はプロジェクト側の設定だ。

プロジェクト側の設定

プロジェクト側では、tiapp.xmlに設定を追加する。
モジュールは、 の間に入れてあげる。
f:id:kaz_konno:20110306011825p:image
こんな感じ。

<modules>
          <module version="1.0">ti.admob</module>
</modules>

これでtiapp.xml側の設定は完了。
後は、jsファイル側でモジュールを呼び出してあげれば良い。

admobモジュールフォルダにexampleというフォルダがある。この中のapp.jsファイルを参考にすると良い。

モジュールを呼び出す場合は、requireを使う。

/* 
 * Loads the admob module and tests it, with some custom colors.
 */

// open a single window
var window = Ti.UI.createWindow({
  backgroundColor:'#444'
});

Titanium.Admob = require('ti.admob');

var adview = Titanium.Admob.createView({
	top:0,
	left:0,
	right:0,
	testing:true,
	adBackgroundColor:'black',
	primaryTextColor:'blue',
	secondaryTextColor:'green',
	publisherId:'<<<YOUR PUBLISHER ID HERE>>>'
});
window.add(adview);

var label = Titanium.UI.createLabel({
	text:'Play around with the ad!',
	bottom:40,
	height:'auto',
	width:'auto'
});
window.add(label);

window.open();

(※2011/3/28修正)


後は、上記ソースにpublisherIDを入れれば良い。
このpublisherIDは、AdMobでアカウントを作成し、アプリケーションを登録すると、このIDが発行される。
ここで登録するアプリケーションは、実際にストアで販売するもので無くても大丈夫。テストのため、適当なアプリケーション名を登録してみると良い。

これを使って、2500ドル稼ぐかな〜(無理無理w〜)。