【Titanium Advent Calendar 2011:前座】Titanium Studioの怪
【まえおき】
この記事は、@astronaughtsさん企画の「Titanium Advent Calendar 2011 ありがとう、2011。ありがとう、Titanium。」向けに書いています。すばらしい企画を立ててくれた@astronaughtsさんに感謝します。
※土壇場で勝手に前座名乗ってすみません(汗)
今後ともTitanium Mobileを盛り上げていきましょう。皆さんよろしくお願いします!
さて、今回の記事は、「Titanium Studioの怪」と題して、
〜Titanium Studioの実機転送でiOS5しかSDKバージョンが選べない時の対処法〜をご紹介します。
実は、Xcode 4.2.1を真っさらなLionに入れた後Titanium Studioをインストールしたところ、実機転送でiOS SDKバージョン選択でiOS5しか選べなくなってしまいました。この現象は「Run On Device」だけでなく、「Distribute」でも同様に発生していました。
現状iOS5の普及率はまだまだなので、今の時点ではiOS4.xもサポートしない訳にはいきません。
※iOS5の比率はまだ38%ぐらいらしい。参考サイト
困りました〜。
Lion入れるまえにハードディスクを初期化していたので、古いXcodeインストーラも残っていませんでした。
仕方ないので、とりあえずTitanium Studioの環境設定をよくよく見てみました。
あれ?あれ?
何故かiOS SDK Directoryが、シミュレータの場所になっているようです。
そして、Finderでその場所を見てみると〜、
確かにiOS5のシミュレータしかありません。
と言うことは、シミュレータがあれば良い?
次に、Xcode 4.2.1を起動して、Preferences内をよく見てみました。
Downloadsタブを開くと、下のようにiOS4.3のシミュレータをインストールできるようです。
早速インストールボタンを押してみました。約400MBほどがダウンロードされました。
そして、下のようにiOS4.3のシミュレータがインストールされました。
ここでTitanium Studioを再起動して、Run On Device画面を見てみると、、、
ちゃら〜ん!この通り!
これで4.3向けにもアプリが作れるようになりました!
※ちなみに、古いマシンから「iPhoneSimulator4.2.sdk」フォルダを持ってきたところ、iOS4.2も選べるようになりました。
更に、更に!
「iPhoneSimulator4.1.sdk」という名前のフォルダをシミュレータのあるフォルダに作ってみたところ〜、、、。
もちろん中身は空っぽです。
すると、、、
SDKバージョンの選択で4.1が選べます!
推測ですが、XcodeでDeployできるバージョン範囲なら、この空フォルダを用意するだけでそのバージョン向けのアプリが作れるのではないでしょうか。あくまで推測です。
手元にiOS4.1の実機が無いので本当に4.1で動作するかは分かりません。もし持っている人がいたら、是非試して教えてください!
以上、「Titanium Studioの怪」についてのお話でした。
12月1日から25日までの間、全国のTitaniumデベロッパの皆さんによるブログリレーが始まります。
あ〜、もうすぐ1日になりますね〜。
それでは参加者の皆さん、頑張ってください。
楽しみにしてます!