コマンドラインでTitanium Mobileを操作する
Titanium DeveloperはGUIでプロジェクトが管理できて、エミュレータ起動、実機転送、パッケージングなどができてとても便利だが、コードを書いている途中に頻繁に状態を確認したくなるのが常である。
しかし、Titanium Developerを使っていると、不安定だったりして結構いらついてくることがある。
一番困るのが、最も起動回数が多くなるエミュレータ起動である「Run Emulator」。
ここで「Launch」ボタンを押して待てども待てどもエミュレータが起動しないということは無いだろうか?
このツールでは、コマンドを呼び出しているだけなので、それだったらコマンドラインから直接そのコマンドをたたけば良いということになる。
MacならTerminal.appを起動。(ubuntuでも同じように編集する。)
コマンドへのパスを毎回打つのが面倒なので、ホームディレクトリ/.bash_profileファイルにエイリアスを追加する。もしファイルが存在していなくても作れば良い。
ホームディレクトリで、以下のようにファイルを開く
nano .bash_profile
[1行目〜3行目まで] Android SDKのパス設定
ANDROID_SDK=/android-sdk
PATH=$PATH:$ANDROID_SDK/tools
export PATH
[4行目〜最後まで] エイリアス設定
iOS用
ibuilder='/Library/Application\ Support/Titanium/mobilesdk/osx/1.6.0/iphone/builder.py
Android用
abuilder='/Library/Application\ Support/Titanium/mobilesdk/osx/1.6.0/android/builder.py
編集が終わったら、「Control+o」でファイルを保存。
「Control+x」で終了。
このファイルを反映させるため、
source .bash_profile
以上で、エイリアスが有効になる。
例えば、KitchenSinkをエミュレータ起動する場合
cd KitchenSinkフォルダ
ibuilder run ./
これでエミュレータ起動ができる。
終了時は、「Control+c」
2回目以降は、カーソルキー操作でコマンドヒストリーから同じコマンドを選択すると楽ができる。